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泳いだ距離や時間、心拍数が測定できる世界初の水泳用のApple Watchアプリがすでに実用段階まできていることが判明しました。
世界初の水泳用アプリ
アプリを開発しているのは、Apple Watchのライバル的な存在でもあるスマートウォッチ「Peddle」で水泳用アプリを発表しているTed Bradley氏。
2012年のロンドンオリンピックでも使用されたアクアティクス・センターの50mプールで行われた実機試験の動画を見ると、かなり正確に情報が計測されている様子が確認できます。
※大きく表示されているのはプールを泳いだ回数。3回ターンして50mプールを4回泳いだという表示です。
数字の下は実際に泳いだ距離(50m×4=200m)。さらに下部には泳いだ時間と心拍数が表示されています。
ただし、AppStoreでの公開は…
Apple Watchはエクササイズ用に購入する人も多いデバイスなので、今すぐこのアプリを使いたいと思う人もいるでしょう。
でも、残念ながら現在AppStoreでの公開は今すぐには難しいようです。
というのも、Apple Watchの防水機能はシャワーや水泳でも十分使えるレベルにあるものの、Appleは実際の性能よりもやや下回る水準でApple Watchの防水性を公表している点にあります。
その結果、件の水泳用アプリは以下のAppStoreのガイドラインに抵触してしまい、公開が難しいようです。
13.1 Apps that encourage users to use an Apple Device in a way that may cause damage to the device will be rejected
(ユーザーに対し、デバイスに損害を与える可能性のある方法でデバイスを使用させるアプリはリジェクト対象となります。)
-Section 13.1 of the App Store Review Guidelines
バッテリーの持ち時間も、実際は十分に1日持つにも関わらず公表時間は18時間になっていますが、同じように実際の性能を下回る「Apple Watchには水泳で使える十分な防水性能は無い」というのが、Apple公式スペックに設定されているのでしょう。
影響度の大きいApple製品なのでクレーム等も多いため、かなり慎重なスペック表記が必要とされる故の問題なのでしょうか…。
開発者はApple Watch2に期待
現状すぐのアプリの公開は難しいものの、開発者はApple Watch2での防水性能(公式の性能)に期待しているようです。
防水を謳ったApple Watchが出ればすぐにアプリは公開できるようなので、ユーザーとしてもApple Watch 2の性能には期待ですね!!
また、今秋一般公開予定の新OS「WatchOS 2」では、サードパーティ製のアプリと標準アプリの「アクティビティ」との連携も発表されていますが、しっかり対応予定のようです。
すでに開発者向けのベータ版OSでアクティビティとの連動は試験中のようで、心拍数が問題なく計測できているため、精度の高いアクティビティデータが取得できているようです。
WatchOS 2ではWatchアプリのスタンドアロン起動も話題ですが、iPhoneを身につけて水泳をするのは大変なのでスタンドアロン機能も活躍しそうですね!
さらに、動画を見る限り画面が濡れた状態でのタッチ操作にはやや不安がありそうでしたが、WatchOS 2ではデジタルクラウンを使った操作もサポートされるようになるので、水泳中のアプリの最適な操作方法も実現できるかもしれません。
普段から水泳を主なアクティビティとして行っている人にはかなり期待の持てるこのアプリ。
今すぐ利用できないのは残念ですが、今後の進展にかなり期待が持てるアプリなのではないでしょうか。
当サイトApple Watch Journalでも、今後の追加情報に目を光らせておきたいと思います!
[ via The World’s First Swim App On The Apple Watch — AiT ]
[ cf. ‘World’s First Swim App’ on Apple Watch Put to the Test in New Video – Mac Rumors ]