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watchOS 5の開発者向けベータの公開により、ソフト面でのAppleWatchの進化の方向は見えてきていますが、加えてハード面でのアップデートについて、アナリストたちの予想もかなり現実的なところでまとまりはじめています。
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画面サイズは30%以上アップ!ベゼルレスデザインへ
Apple製品の予想では定評のあるアナリストのミンチー・クオ(Ming-Chi Kuo)氏によれば、今秋(おそらく今年の9月)に発売されるAppleWatch Series4では画面の大型化により、4世代目にして初めて“見た目ではっきりとわかるアップデート”が導入されると見込まれています。
クオ氏以外のアナリストの多くも、同様の予想をしていることから、「画面の大型化」についてはかなり確度の高い予想だと思われます。
どのくらい大型化するか?の予想については、ライアン・ジョーンズ(Ryan Jones)氏によると、38mmモデルで35%、42ミリモデルは38%のサイズアップと予想。
38mmモデルが、現行の「解像度:272×340px、サイズ:21.22×26.52mm」から、「解像度:320×400px、サイズ:24.91×31.14mm」にアップ。
42mmモデルが、現行の「解像度:312×390px、サイズ:24.34×30.43mm」から、「解像度:362×454px、サイズ:28.24×35.30mm」にアップするとされています。
Here Watch developers, I added screen dimensions in mm and pixels.
38mm Series 4 is 38% more screen area
42mm Series 4 is 35% more screen area pic.twitter.com/oLd6G8rqce— Ryan Jones (@rjonesy) July 11, 2018
さらに、ベン・ジェスキン(Ben Geskin)氏の予想によると、画面横のフチ(ベゼル)部分が薄いデザイン、いわゆる”ベゼルレス”なデザインに変更されており、画面四隅はiPhoneXのようにカーブがついたデザインになるとのこと。
Apple Watch Series 4 – larger display, faster processor, enhanced sensors. pic.twitter.com/f85VDiAaop
— Ben Geskin (@BenGeskin) July 12, 2018
Series3までのディスプレイが角がある長方形に対して、Series4での画面四隅は丸まった角丸のデザインであることがわかります。
2018 Apple Watch "Series 4" with larger display. pic.twitter.com/NPNJHMqEjA
— Ben Geskin (@BenGeskin) July 11, 2018
実際に画面がはめ込まれている様子で比較すると、その違いがよくわかりますね!
Apple Watch Series 4 vs Series 1-3 pic.twitter.com/A2wcVmcEwS
— Ben Geskin (@BenGeskin) July 12, 2018
また、画像からも分かる通り、本体サイズ自体は現行のままでキープされているため、バンドの互換性については心配無用!
これまで集めてきたバンドがそのまま使える可能性がかなり高そうです!
画面四隅の角丸に対して、アプリの表示はどう変わる?
あくまで、アナリストによる予想の画像ではありますが、ベン氏が公開した画像では、ボタンの角丸のカーブの形がSeries3とSeries4で少しだけ変わっています。
現状のAppleWatch向けのアプリでは、画面いっぱいに要素を入れるよう、ガイドラインで指示されています。
そのため、Series4でディスプレイ自体が角丸になってしまうと、ガイドライン通りに画面の四隅まで埋めたデザインの一部が、欠けたように表示される可能性があるわけです。
現状では、ディスプレイいっぱいに要素を表示しても、画面のベゼル部分にしっかりと幅があるため、ちょうどよいバランスで画面が表示されています。
AppleWatchのケース部分とディスプレイ部分に境界線がないデザインであることもあり、画面とフチのバランスは良いと思います。
Series4でベゼルレスになることで、このバランスが崩れ、ボタンなどの表示があまり美しく表示されない可能性があるわけです…。
iPhoneXが発売された際には、新規のアプリではiPhoneXへの対応が必須とされ、それ以前から公開されていたアプリに関しては画面上下端を伸ばすようにデザインされていました。
しっかりとデザインされた新アプリでは、iPhoneXで良いバランスになるように表示されましたが、アップデートされていないアプリでは、iPhone8などに向けたデザインを無理やり引き伸ばして表示しているようにも見えました。
AppleWatch Series4の場合も、新規のアプリに関してはSeries4への対応が必須化。以前から公開していたアプリに関しては”仮想ベゼル”を表示させて、Series3までに向けたアプリを無理やり表示させるような対応が取られる可能性も高いと思います。
デザインの最適化、という意味では当然必要な措置なんですが、、、「特別な対応が必要であれば、そもそもAppleWatch対応をやめる」という判断にもつながる可能性もあり、期待と同時に不安も感じる今回のアップデートです。。
(AppleWatchアプリは単体での広告表示ができず収益化にハードルがあるなど、開発者がAppleWatch対応を動機づける理由がなかなかないのが難点なんですよね…。)
デザインがかっこよくなるのは嬉しいですが、サードパーティのアプリが今ひとつ盛り上がりに欠ける状況を打破するようなアップデートにも、合わせて期待したいところですね!
[ via What a New Design Could Mean for Apple Watch Series 4 – Mac Rumors ]
[ via The next-gen Apple Watch is poised to be an even bigger upgrade than we expected – BGR ]