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ウェアラブル市場最大手のFitbitがApple Watchのライバル「Pebble」を買収!Pebbleは販売終了&サービス縮小へ。

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[ via Pebble ]

Apple Watchの発売以前から、スマートウォッチの販売を行い業界を牽引してきた「Pebble」が、製品の販売終了とサービスの縮小を発表。
今後はウェアラブル機器の最大手「Fitbit」に吸収され、ウェアラブル向けソフトウェアの開発に注力するようです。

電子ペーパーのスマートウォッチ「Pebble」は、Kickstarterで最も成功したプロジェクト

Pebbleの最大の特徴は、画面に電子ペーパーを使っているところ。
電子書籍端末のKindleなどでおなじみの電子ペーパーは、表示自体に電力を使わないため、Apple Watchでは実現できない”画面の常時点灯”が可能でありながら、長期間の利用が可能。スマートウォッチ最大の問題点ともいえるバッテリー持ちを解決した端末として非常に人気があります。
Pebbleは資金の調達をクラウドファンディングのKickstarterで行っており、初代のPebbleが11億円。画面をカラー化した第2世代のPebble Timeが24億円の調達に成功しており、Kickstarterで最も成功したプロジェクトと言われています。

心拍数や歩数の計測にも対応した最新の「Pebble 2」も、やはりKickstarterで順調に資金を集めていました。

しかし、先日紹介したスマートウォッチの市場シェアを見ると、スマートウォッチ市場はApple WatchやGarminが強く、開発力や販売力が十分とは言えないPebbleは市場シェアを増やすことはできていないことがわかります。

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Pebbleを買収した「Fitbit」はウェアラブル市場の最大手!スマートウォッチも販売中

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[ via アクティビティ記録デバイスなどの情報が得られる Fitbit オフィシャルサイト ]

Pebbleを買収した「Fitbit」は業界の最大手。
スマートウォッチを含むウェアラブル市場で、2016年第3四半期の市場シェアが23.0%。Apple Watchで目立っているAppleの市場シェアが4.9%なので、その市場の大きさがわかると思います。

Fitbitの主戦力商品は、手首に装着するタイプのアクティビティートラッカー。
Apple Watchのように汎用的で高機能ではありませんが、日々の運動量を計測するのはもちろん、バッテリーの持ちもよいため睡眠状態のトラッキングも可能です。

今年2016年の初頭にはスマートウォッチ「Fitbit Blaze」の販売も開始しており、Apple Watchの登場で活気づいたスマートウォッチの市場にも参入。
ただ、Blaze自体の売れ行きは期待したほどではなく、市場シェアでは6位以下。その他に丸め込まれてしまっています。

PebbleからFitbitへ移行するメンバーは、主にソフトウェアの開発に従事するというアナウンスもあることから、Pebbleの技術や知見は、「Fitbit Blaze」またはまったく新しいスマートウォッチのソフトウェアに活かされることになりそうです。

Pebbleの新規販売は停止。サービスは継続運用するも縮小傾向へ…

今回の吸収合併を受け、Pebbleの製造は停止。最新のPebble 2も出荷はキャンセルになるようです。
Kickstarterで出資しており出荷待ちの状態だったユーザーには全額返金での対応になるとのことです。

Kickstarterを通してPebbleを応援していたユーザーにとっては悲しいニュースと思える今回の吸収合併。
Kickstarterで最大の成功を収めたプロジェクトの末路という意味では、Kickstarter自体のファンにとっても、すこし寂しさがあるかもしれません。
しかし、Fitbit×Pebbleという最強タッグの登場は、スマートウォッチユーザーとしては嬉しいニュース!
スマートウォッチ市場はApple Watchが牽引しているとはいえ、なかなか大きく拡大していない市場です。Pebbleの躍進により市場全体が大きく刺激されることを期待したいところです。

[ via Pebble confirms it’s shutting down, devs and software going to Fitbit | TechCrunch ]

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