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先日開催されたAppleの開発者向けイベント「WWDC 2018」で発表された、AppleWatch向けの新OS「watchOS 5」。
トランシーバーやPodcastといった新アプリ。ワークアウト関連や、コントロールセンターに通知センターの使い勝手向上など、予想以上に追加要素の多いアップデートになりそうです。
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そんな中、個人的にとても気になっているのが、リッチなウェブコンテンツの表示と説明されている機能。
要するに、AppleWatchにウェブブラウザが搭載されるようなんです!!
これまでも、サードパーティアプリとしてウェブサイトを表示できるアプリはいくつかありましたが、AppleWatchアプリの様々な制限の中でかなり試行錯誤されて作られているイメージがありました。
Apple公式がどんな風にブラウザを仕上げてくるのか、期待は高まります。
AppleWatch版のブラウザは単体アプリではなく、「メッセージ」「メール」の機能として提供、メールはHTML形式にも対応!
注目の機能「ウェブコンテンツ」ですが、ブラウザアプリが提供されるのではなく、あくまでウェブサイトの”プレビュー”機能として提供されるようです。
対象となるアプリは「メッセージ」と「メール」。
URLをタップするとウェブサイトを表示することができるようです。
※これまでは、AppleWtach上でURLをクリックすると、「このリンクはApple Watchでは表示できませんが、iPhoneでは開くことができます。」と表示されるのみだった。
また、HTML形式のメールを受け取った際、これまではテキストメールに変換されていましたが、watchOS 5ではHTML形式のまま表示することもできるようになります!
※これまでの「メール」アプリでは、HTML形式のメールには注意書きが追記され、テキストに変換されて表示されていました。
AppleWatch版のブラウザでは、デジタルクラウンとフォースタッチで操作。上下左右のスワイプにも対応
AppleWatch版のWebブラウザでは以下の方法で操作ができるようです。
- 画面をスクロール:デジタルクラウンを回す。または画面を上下にスワイプ
- 進む/戻る:フォースタッチメニューから「進む」「戻る」ボタンをタップ。または画面を左右にスワイプ
- ズームイン/ズームアウト:画面をダブルタップ
スワイプ操作やダブルタップでのズームはiPhoneのSafariと同様の操作方法なので、iPhoneユーザーであれば直感的に使えそうですね!
AppleWatch版のブラウザでの表示は、iPhone SE相当
AppleWatchのディスプレイの解像度は、38mmが272×340ピクセル。42mmが312×390ピクセルです。
高解像度のRetinaディスプレイ相当なので、アプリやブラウザが判定する解像度(ポイント数)は半分の、136×170ポイントと156×195ポイントとなります。
この、横幅136ポイント、156ポイントの画面に対し、iPhone SEと同等のレンダリング画面(横幅320ポイントの画面)をフィットさせて表示します。
つまり、画面の横幅に対する文字サイズなどの比率は、iPhoneSEでの表示に準拠するということになります。
Webサイトを運用している場合、AppleWatchでの表示までフォローする必要はないかもしれませんが、気になる人はこのサイズでの表示に最適化しておくとよいでしょう。
※当サイトは「AppleWatch専門サイト」なので、せっかくなのでAppleWatchでの表示にもこだわりたいと思っています。どんなことができるか、9月までにしっかり仕込みたいものです!!
個人的にwatchOS 5で注目のブラウザ機能。
AppleWatchの画面上でネットサーフィンをやるというのはあまり現実的ではありませんが、「ちょっとだけ確認したい!」と思う場面は少なくないので、期待大です!
特に、メールの確認→添付されているURLの内容確認、という一連の流れをAppleWatch単体で完結できるのは嬉しいポイントです。
現状の発表では「メール」「メッセージ」のみで利用できる機能のようですが、サードパーティのアプリや通知からの起動など、今後拡大してほしい機能ですね!
一方、課題として感じるのはサイトの提供者側のメリットについて。
AppleWatch発売当初はたくさんあったニュース系のアプリでは、AppleWatchのサポート停止や、AppleWatchアプリから参照できる情報を限定的にするといった方向に向かっています。
一般的にウェブサイトは広告での収益を目的としたビジネスモデルが多いため、”広告”が表示できないAppleWatchへのサポートには消極的になっていると思われます。
今後、AppleWatch単体でのウェブブラウジングが本格化するにあたって、サイトの運営者側にもメリットのある方向が見つかるか?という点がポイントになりそうですね。
[ via How watchOS 5 Brings Rich Web Content to Messages and Mail on Apple Watch – Mac Rumors ]