この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
定額制音楽配信(音楽聞き放題)サービスの世界最大手Spotifyの音楽をAppleWatchでオフライン再生できるアプリ「Spotty」が発表されました。
「Spotty」はSpotifyの公式アプリではなく、サードパーティー製のアプリです。
現在はベータ版の開発中でAppStoreでの配信は行われていませんが、積極的な開発が進んでおり、近日中のリリースが予定されているとのことです。
Spotifyは公式のプレイリストが充実しているサービスで、ランニングなどのワークアウト向けのプレイリストも数多く公開されています。
AppleWatchでオフライン再生をしたい場面といえば、やはりワークアウト中が一番多いと思うので、オフラインで使いたい音楽配信サービスとしてはAppleMusicよりもSpotifyの方が相性が良い気も!
そういう意味でも待望のアプリと言えそうです!
SpottyはSpotifyのPremiumユーザー向けのサービス
[via Spotify]
Spotifyは定額音楽配信サービスとしては世界最大手ながらも、日本進出は遅く、一般ユーザーが自由に登録できるようになったのは昨年の11月でした。
[post id=”3568″ style=”thumbnail”]
他のサービスとの大きな違いとして”無料版”の充実があり、数曲再生する毎に広告が入る、アルバムやプレイリストをシャッフル再生でしか聴けないなどの制限はあるものの4000万以上ある楽曲のすべてを無料で聴けるということで大きな注目をあつめ、後発ながらも国内ユーザー数を増やしています。
ただ、今回紹介する「Spotty」は、上記のような無料版のユーザーは利用することはできません。
というのも、音楽を端末にダウンロードし、オフラインで再生できるのは有料のPremiumプランのユーザーのみ。
「Spotty」はiPhoneでダウンロードした音楽をAppleWatchに同期し、AppleWatchでのオフライン再生を行う以上、どうしても”音楽のダウンロード”というPremium版の機能が必要になってしまいます。
「Spotty」ってどんなことができるアプリ?
上の動画を見ていただければ、Spottyでできることはイメージできると思いますが、iPhoneアプリでSpotifyのPremiumアカウントで認証。プレイリストやアルバムがSpotty上でも確認できるようになるので、同期したいプレイリストやアルバムを選択。「Syncing with watch」のスライダーをオンにします。
スライダーをオンにすると、まずはSpottyアプリに音楽が同期され、その後Bluetooth経由でAppleWatchとの同期が行われます。
この2段階の同期が必要なため、同期にはそれなりの時間がかかるようです。
ただ、AppleMusicやミュージックアプリがAppleWatchの充電中しか同期できないのに対し、Spottyの同期はいつでもできる点はSpottyのメリットになりますね。
同期が終わるとあとはAppleWatchで再生するだけです。
Spottyは3つのモードで音楽を再生できる!
Spottyで音楽を再生する場合、3つのモードが選べます。
「テザー再生モード(tethered mode)」はオフライン再生ではなく、音楽の再生をiPhone側で行い、AppleWatchはリモコンとして利用するモード。
「オフライン・低電力モード(offline low power mode)」は、通常のオフライン再生モード。
AirPodsなどペアリングしているBluetoothイヤホン、AppleWatchのスピーカーのどちらでも再生することができます。
このモードを使った場合のバッテリー持ちは、6時間半くらいとのことです。
最後に「オフライン・ワークアウトモード(offline workout mode)」は、ワークアウトの計測まで行えるモードです。
冒頭でも書いた通り、AppleWatchをオフラインで使う場面といえばワークアウト中が多いと思うので、ワークアウトの記録まで1つのアプリでまとめてやってくれるのはうれしいですね!
さらに、腕を振るという動作により「次のトラックを再生」「プレイリストを切り替える」といったジェスチャー操作にも対応しています。
もちろん、ヘルスケア経由でアクティビティアプリとも同期してくれますよ。
ただしこのモードはバッテリーの消費量が激しく、およそ3時間でバッテリー切れになってしまうようです…。
3時間以上ワークアウトを続けることが日常的な人には厳しい制限になってしまいますが、”毎日30分のランニング”といった用途であれば、1日一回の充電でも充分に運用できるのではないかと思います。
Spottyの設定項目は?
SpottyのiPhoneアプリでは様々な設定が可能です。
同期する音楽の品質の設定や、ジェスチャーによる操作項目の設定、「オフライン・ワークアウトモード(offline workout mode)」で計測するワークアウトの種別などを設定することができます。
これまでは、AppleMusic以外は「再生中」アプリでの基本的なコントロールしかできなかったため、ApppleWatchで音楽を再生するとなると、事実上”AppleMusic一択”という状況でした。
「Spotty」の登場により、AppleWatchに最適な定額制音楽サービスの座を「Spotify」が奪う可能性はかなり高いかもしれません。
Spotifyの公式サービスではないため、サービスの内容や仕様変更に柔軟に対応できない可能性もありますが、AppleWatchの可能性がさらに広がる注目のアプリとなりそうです。
先日紹介したAppleWatch単体でPodcastを再生できる「Watch Player」もそうですが、オフラインで使えるAppleWatchアプリはどんどん充実してきていますね!
[post id=”4009″ style=”thumbnail”]