アプリ開発者はすでにApple Watchを見限っている!?Watchアプリの開発数はiOSアプリの1/1000まで激減していた!

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[ via Developers have cooled on Apple Watch – Business Insider ]

モバイル向けデータベース「Realm」の副社長であるTim Anglade氏が、アプリ開発者のApple Watchへの興味が激減しているという現状を伝えています。

Realmは従来のデータベースよりはるかに高速で動作するとして、様々なモバイルアプリで採用されているデータベース。
約100,000人の開発者がRealmを利用しており、Realmを使って作られたアプリのユーザーはのべ10億人にも及ぶそうです。
そのため、Realm社ではデータベースが利用された生の数字を利用して、開発者の興味がどのプラットフォームに向かっているかというリアルな傾向をつかむことができます。

Tim氏の発表によると、Apple Watchに対する開発者の興味はかなり低いというデータが出ています。
Apple Watch発表当時は多少の人気はあったものの、現在では”iOS向けのアプリ1000開発される期間に、Apple Watch向けアプリが1個開発されるかどうか”というペースにまで落ち込んでいるとのこと。
さらに人気が無さそうに思えるtvOS(Apple TV向けのOS)のアプリでさえ同期間に約10個ほど開発されているということで、人気の無さはなかなか致命的と言えそうです。

ただし、Tim氏によると、これは今月開催予定のWWDCを見越して、開発者が消極的になっている可能性が高いとのこと。
「watchOS 1向けのアプリのサポートが終了になる」など、大きな変更が噂されているだけに、Apple Watchのアプリ開発に本格的に取り組むのはWWDCの発表次第と足踏みしている開発者も多そうです。

また、現時点ではApple Watch向けに「Realm」を使うような高機能アプリを作るメリットが少ないという判断をしている開発者も多いのではないかと思われます。
WWDCで発表されると期待されている「watchOS 3」で、アプリの高速化や、Apple Watch単体でサポートされる機能の強化が図られれば、再び開発者たちの興味を引くプラットフォームになるのかもしれません。

さらに言うと、現状開発者向けに用意されているApple WatchのシミュレータはiPhone/iPadのシミュレータと比べると機能が大きく制限されていて、実機がないと実用的なアプリが開発できない点もネックかもしれません。
(フォースタッチの操作をシミュレータで再現するには手順が多く、デジタルクラウンに至ってはシミュレータでは操作できません…。)

個人的にも、Apple Watchにはまだキラーアプリと呼べるアプリが無いというのは実感しています。
iPhoneが普及した時と同様に、今後の普及には画期的なアプリの登場が必要不可欠!
アプリ開発者のクリエイティビティを刺激するような”watchOS 3”の発表を期待したいところですね!

[ cf. Developers have cooled on Apple Watch – Business Insider ]
[ cf. One year on, developer interest in Apple Watch seems to be disappearing fast ]