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発売前の前評判では結構大きく取り扱われていたApple Watchの心拍数計測機能。
ランニングなどのエクササイズでApple Watchを使う人も多く、期待されている機能だと思うんですが、「現在の心拍数」をチェックする方法は意外なほどさりげなく用意されています。
Apple Watchで現在の心拍数を確認するには?
心拍数をチェックするアプリは用意されておらず、以下の方法で確認することができます。
「ハートビート」のグランス画面で現在の心拍数を確認する
時計画面を上から下にスワイプして表示する「グランス」画面で確認することができます。
(初期設定では左から3番目の画面に表示されています。)
グランスを表示すると10秒ほど「計測中…」が表示され、その後現在の心拍数が表示されます。
心拍数の単位はBPM(Beats Per Minute)で、1分間に心臓が拍動した回数(86ってちょっと高いな。。。)。
心拍数に合わせて、数字の上のハートマークが動いているので、自分の心臓の動きを視覚的に確認することができます。
グランスの「表示/非表示」や「並びかえ」は、iPhoneのApple Watchアプリから、マイウォッチ>グランスで設定可能です。
ワークアウト中の画面から心拍数を確認する
標準アプリの「ワークアウト」を開き、いずれかのアクティビティをタップして開始すると、ワークアウト中の画面から心拍数を表示することができます。
ワークアウトの画面はワークアウトの種別によって様々変わりますが、一番右の画面が心拍数画面となります。
iPhoneのヘルスケアアプリで心拍数を確認する
ほぼリアルタイムな心拍数をiPhoneの「ヘルスケア」アプリから確認することができます。
ヘルスケアアプリの「ヘルスケアデータ」タブから、バイタル>心拍数を選択。
画面上部のグラフ、または「すべてのデータを表示」をタップ。
計測ずみのデータをリストで確認することができます。
数字の横の時計アイコンは「Apple Watch」で計測したデータであることを表しています。
ワークアウト中はおよそ5秒間に1回、通常時は10分間に1回の計測データがApple WatchからiPhoneに送信されているようで、すべてのデータを確認することができます。
1日の心拍数の変化を折れ線グラフでみれるような機能があっても良さそうですが、今は時間による心拍数の変化はざっくりとしか確認することができません。
このあたりの数値の見易さは今後に期待ですね!
Apple Watchで取得する心拍数データの精度を上げるために気をつけること
Appleの公式の資料によると、Apple Watchの心拍数測定のしくみは、以下のとおり。
Apple Watch の心拍センサーは、光電式容積脈波記録法 (フォトプレチスモグラフィ) と呼ばれる方法を用いて心拍数を測定します。このテクノロジーは、名前は複雑ですが、「血液が赤いのは、赤色光を反射して緑色光を吸収するからである」という非常にシンプルな事実をベースにしています。Apple Watch では、緑色 LED ライトと感光性フォトダイオードを組み合わせて、手首を流れる血液の量を検出します。心臓が鼓動を打つと手首を流れる血液が増え、緑色光がより多く吸収される一方、鼓動と鼓動の間は光の吸収量が減ります。Apple Watch は毎秒数百回 LED ライトを点滅させ、心臓が 1 分間に鼓動を打つ回数、すなわち心拍数を計測します。
心拍センサーは赤外線も使います。10 分おきに心拍数を測定する時はこのモードが使われますが、赤外線システムで妥当な測定値が得られない場合は緑色 LED に切り替わります。また、信号が弱い場合は LED の明るさとサンプリングレートを上げることで補正されます。
「ワークアウト」中や、グランス画面で心拍数を測定してみると、時計の裏側から緑色の光が出ているのが確認できると思います。
この「LEDで手首の血管を照らし反射光で心拍数を測定する」というしくみのため、まずはApple Watchをずれないように装着することが大切になります。
Apple Watchがずれる場合や、心拍するが正常に計測できていない場合、バンドを少し締めてみましょう。
また、手首にタトゥー(刺青)がある場合、インク、図柄、濃さによって、正常に計測できない場合があるようです。
他にも、ジョギングやサイクリングのような一定の運動量が続くスポーツではなく、ボクシングやテニスのように運動量に突発的な変化があるスポーツを行う場合も、正常な測定ができない場合があるようです。
どうしてもApple Watchで正常に心拍数が計測できないという場合は、外部心拍モニターとBluetooth接続し計測することが推奨されているようです。
という感じのApple Watchの心拍数測定機能。
手首にタトゥーが無い僕の場合、今のところ問題なく計測データが取得できています。
本格的なアスリートではないので、このデータをどう活用していくのかはよくわかってなかったりもしますが、「今、自分がどれくらいドキドキしてるか?」を見て遊ぶというだけでも意外と楽しかったりするもの。
ワークアウトの負荷の強さを確認したい本格ユーザーはもちろん、僕のようにうまく運動に活用できていない人も、せっかくApple Watdhをつけてるんだから、自分の心拍数をチェックしてみてはいかがでしょうか!