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Microsoft Windows 3.x以降、あらゆるデバイスに搭載されてきたゲーム、それが「ソリティア」。
本来「ソリティア」という名称は“一人だけで遊ぶことのできるゲームの総称”らしいんですが、Windowsの普及により例のトランプゲーム=ソリティアとして、すっかり定着している感があります。
(本来、例のトランプゲームは「クロンダイク」という名前のゲームだそうです。)
Microsoftに迎合しないAppleでさえもその流れには逆らえず、iPodでできるゲームの一つとしてソリティアが採用されていました。
iPhone全盛の時代になっても「ソリティア」は人気定番アプリの一つとなっています。
となると、やっぱりApple Watchでもソリティアはできるはず。いや、できるべき!!
というわけで、Apple Watch版のソリティアの現状はどんなものか、調査してみました。
Apple Watch版ソリティアの現状は?
MobilityWareの「ソリティア」の場合
iOS、Android共におそらく最もダウンロードされているソリティアゲームであるMobilityWareの「ソリティア」が、Apple Watchに対応しています。
iTunes Storeを見るとApple Watch上でしっかりプレイできているように見えるので早速インストール。
起動してみると…、
「iPhoneでソリティアアプリを起動してね」
…。
どうやらMobilityWareの「ソリティア」の場合、Apple Watchアプリの機能はiPhoneでプレイしている「デイリーチャレンジ」のスコアをチェックのみ。
最もダウンロードされているソリティアアプリと言われるだけあって、iPhoneで遊ぶにはよくできたアプリだし、デイリーチャレンジで毎日起動する楽しさもある良アプリですが、僕はあくまでApple Watchでソリティアが遊びたいんです!
次行きましょう、次!
ソリティアウォッチの場合
Apple Watch対応のソリティアを探していると、もう一つだけ見つかりました。
聞いたことのない「Autonomous」という開発者のアプリですが、アプリ名に「ウォッチ」と付いているところからも期待が持てます。
ということで、早速インストールしてみると…。
出た!この画面が見たかったんや!!
早速山札にある”クラブの4”を場札の左から2番目”ダイヤの5″のところに持ってきてみましょう。
“クラブの4”をタップしてみると…。
え?
そうなんです、この画面こそが「ソリティアウォッチ」の操作画面!
Apple Watchの小さい画面でトランプをタップしたりドラッグするのは無理ってことで、「現在実行可能な操作」のリストから実行する操作を選択するという仕様になっているんです。
実行可能な操作は以下の通り。
- Flip…山札をめくる
- Hand A to Hand B…場札の左からA番目のカードをB番目に移動
- Flipped Stack to Hand A…山札のカードを場札の左からA番目に移動
- Suit Stack A to Hand B…組札の左からA番目のカードを、場札のB番目に返す
なるほど、わかってしまえばこれでしっかりソリティアできそうです。
そんな感じで何手か進めてみたんですが、ここで大問題が発生!
場札の5番目にある”クラブのA”を組札に置く操作ができないんです!!
いろいろと操作を試してみましたが結局どうしても操作できません。
仕方ないので画面が連動しているiPhone版を開いて操作することに…。
※iPhoneでの操作はすぐにApple Watchの画面にも反映されます。
他にも致命的な問題で、場札の空いたスペースに「K」のカードを置くのもiPhone側でしか実行できません。
惜しい!非常に惜しい!
なんとかApple Watchでソリティアを実現しようという熱意は感じる(謎の上から目線)んですが、これではApple Watchでソリティアを遊べるとは言い難い…。
といわけで、今のところ「Apple Watch版ソリティア」の決定版はまだ存在していません。
逆に考えると、Apple Watchの小さい画面でもストレスを感じない決定的な操作方法のアイデアを思いつけば、一気にNo.1シェアのアプリを作れるジャンルとも言えます。
アプリ開発をやっている方には大きなチャンスがあるのかもしれませんね。
サードパーティー製のアプリにデジタルクラウンによる操作が解放されると一気に可能性が広がりそうですし、今後の展開に期待したいところです!
ああ、早くApple Watchでソリティアを遊びたい……。