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本日公開されたApple Watch向けの最新OS「watchOS 4」。
新しい文字盤やワークアウトアプリの機能アップなど、様々な機能が新しくなったwatchOS 4ですが、「ミュージック」アプリの機能変更にはちょっと不満が…。
以前は”iPhoneのミュージックアプリのリモコン”としての機能がメインで、おまけ程度にAppleWatch単体での音楽再生もサポート(同期できるプレイリストは1つだけ)、というバランスのアプリでしたが、watchOS 4では一点、“単体での音楽再生”に振り切った設計になりました。
Apple WatchのミュージックアプリからアクセスできるのはAppleWatch本体に保存した音楽だけで、iPhoneの音楽ライブラリへのアクセスができなくなってしまいました…。
もちろん、単体でできることは機能アップしており、従来は1つだけしか同期できなかったプレイリストも複数登録可能に。
新たなプレイリストとして「ヘビロテ」「フェイバリット・ミックス」「ニュー・ミュージック・ミックス」(Apple Musicに未登録の場合は「ヘビロテ」のみ)も自動的に追加されます。
なお、音楽の同期はAppleWatchが充電器に接続されており、iPhoneの通信圏内にある場合に自動的に行われます。
▲未同期の曲にはCloudアイコンが。充電ケーブルに繋がないと同期できません…。
Apple Watchの設計思想が”iPhoneからの独立”を目指している最近の傾向や、Apple WatchでもApple Musicのサポートが始まったことを考えると理解できない変更ではありませんが、これまでApple WatchをiPhoneのリモコンとして使っていたユーザーにとっては、正直”改悪”にも思えてしまいますね…。
iPhoneの音楽のコントロールは「再生中」アプリから
AppleWatchのミュージックアプリからiPhoneのミュージックライブラリへアクセスすることはできませんが、iPhoneで再生をスタートした曲に関しては「再生中」アプリからコントロールすることができます。
デジタルクラウンでの音量調整や、再生/一時停止、前後の曲へのスキップなどが可能です。
▲「再生中」アプリでは、iPhoneの再生アイテムとAppleWatchの再生アイテムを管理することができます。
右下には「メニュー」のアイコンがあり、曲に対する評価(「ラブ」「好きじゃない」の評価。「フェイバリット・ミックス」への反映などに使われます。)や、「ライブラリから削除」を行うことができます。
※カジュアルに行える「ライブラリからの削除」ですが、復活させる手順がちょっと大変で意外に厄介な機能です。。。こんなタップしやすいところに置かない欲しい…。
従来のミュージックアプリに比べるとiPhoneの曲に対してできることはかなり限定的になってしまいました。
Apple Musicを使っていれば、基本的にApple Watchでの音楽再生はApple Musicを使うと思った方がよいかもしれませんね。
その反面、iPhoneで音楽を再生したら自動的にApple Watchで「再生中」アプリが起動するという連携機能が追加され、これはこれで結構便利ではありますね。
▲新文字盤の「Siri」を使っていると、文字盤上にも「再生中」のアイテムが追加されます。
Series 3でセルラー通信に対応し、iPhoneからの独立性が高まっているApple Watch。
単純にiPhoneのリモコンとしての機能は今後どんどん縮小し、AppleWatch単体でできる機能として再設計されていくと思った方がよさそうですね。